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鼻 毛 (引 用)
下記の文は大学の先輩からいただいたものです。私的に大好きな類の文章なので引用させてもらいました。

■痛みの基準は鼻毛
日本や欧米各国の政府は、来年から痛みの統一単位、「ハナゲ」を採用する ことを決めた。
ニュートン、ヘクトパスカルに続く新単位の登場で、 医療機器や薬品のメーカーは対応に追われている。

国際標準化機構(ISO)によれば、1ハナゲの定義は

「長さ1センチの 鼻毛を鉛直方向に1ニュートンの力で引っ張り、抜いたときに感じる痛み」

大気汚染と鼻毛の成長速度の相関性について研究していた永井花外・室蘭市立医科大学助教授が、
二年前、鼻毛を鉛直方向に抜いたときの痛みに性別差や個人差が全くないことを偶然発見したため、
この基準が採用された。

これまで、痛みについてはその程度を示す明確な数値がなかったため、

「子供を産んだときはすごく痛かったわ」
「痔の手術のあとの抜糸は痛いなんてもんじゃなかった」
「ムチがいいか、ロウソクがいいかと問われれば、私は迷わずにムチを選ぶ」

といった論争が起こっていた。「ハナゲ」の採用で、これらの無意味な論争にも決着がつくとみられる。
中学生、高校生の間では番長選出制度の透明化への 期待が高まっている。

永井助教授によれば、麻酔なしで虫歯を抜いたときの痛みは500ハナゲ、
タンスの角に足の小指をぶつけたときの痛みは200キロハナゲ、
分娩の痛みは2〜3メガハナゲ程度だという(安産型骨盤の場合)。

なお、日本政府では恥ずかしさの単位として、見知らぬ人の面前でお稲荷さんがぽろっと
露出してしまったときの恥ずかしさ、「イナリ」を採用することも 検討している。

(ジュネーブ発 西山 章宏)


麻の雀
麻の雀
(詩集「北陸鼻唄」より引用 ささはら書房刊 1999円)

偶然入った福井の酒屋に
思い出の沖縄泡盛があった日にゃあ
リーチ 一発 ツモ ドラ1

うれしくなって見回っていると
ドイツワイン「カッツ」の青瓶発見。これは2つ買うでしょう
ツモ チートイ

帰宅した玄関で「カッツ」を落として割った日にゃあ
気分は親へのハネ満振り込み


あっ、ぶっ飛んだ。


著作 北陸吟遊詩人ささはら


#麻雀の知らない方は申し訳ございません。


初 心 者
初心者
(童話「北陸さぶい」より引用 ささはら書房刊 1999円)


大阪に仕入れに行く道中のこと。
下道を快適に走る一人の若者がおりました。

若者が琵琶湖ぞいを走っていると初心者マークをつけた車に出会いました。

初心者らしく、とろとろ運転。しかし1車線で追い抜き禁止ゾーン なので抜く事もできません。

若者はいらいらしました。

しかし、「初心者だもの。仕方ないさ。」と、気を取り直しました。
誰しも初心者のときはそうだったはず。こんなことでカッカするなんて大人げない。そう思い直しました。

ピコッピコッ

初心者が右に方向指示器を出しました。

初心者はそのまま右折して建物の中に入っていきました。

その建物はラブホテルでした。



若者は小さな殺意を覚えました。


著作 北陸の若者


坂井郡体育協会スキー大会
・少々マニアックな内容になっていますので、興味のない方は飛ばしてください。

坂井郡体育協会スキー大会日記

第一章 <出発>
日曜朝6:00。眠い目をこすりながら起床。今日は郡のスキー大会だ。
福井県坂井郡内の芦原町、三国町、金津町、坂井町、春江町、丸岡町の6町による合同スキー大会で、ポイントで各町の順位を競う。金津町役場から出場要請の手紙が来て、嫌々参加を引き受けた割には、久しぶりの競技スキーに心が躍る。 昨晩のうちにサーフに道具は積んである。まるで遠足日のように準備を整え、 6:30に役場に集合した。

第2章 <到着>
役場に着くと人数確認をして、そのまま会場に向かった。会場は「勝原スキー場」。 リフト2本で、地元民しか行かないマニアックなゲレンデである。日曜でもおそらく ガラガラであろう。はっきりとした場所は知らない為、
大会役員の車についていった。
8:30にゲレンデに着くと、予想以上に込んでいる。しかも大半がボーダー。
聞いた話によると、このゲレンデは福井で一番先にボーダーに解放したらしい。
しかも、ボードを始めたばかりの人間の、有名ゲレンデデビューの前の練習場に なっているためか、初心者が多い。そのため初心者用のリフトが大混雑し、 上級者用のリフトはがらすきだった。それにしても需要と供給のバランスというのはうまくなっているもので、小さなゲレンデには小さなゲレンデなりの生き残り方があるものだと、小さく感心した。

第3章 <準備>
すぐに私は、大学四回生の時のIBSイシイの蕨平カップ以来、封印していた伝家の宝刀「ダイナスター クープドモンドGS 207cm 平成6年度型」を取り出した。
ベースワックスはすでにはがしてある。ホットワックスをする時間はなかったので 簡易ワックスを塗った。
レーシングワンピースを弟に借りてこようかと思ったが、そこまで気合いを入れるのはどうかと思い、やめた。(これが後で後悔する事となる)
身支度を整えると、受付エントリーを済ませた。ゼッケンは32。男子1部の後の方の出走である。ちなみに部門は男子1部から男子4部まであり、男子1部は20歳代、2部は30歳代、3部は40歳代、男子4部は50歳代である。男子1部は40人くらいがエントリーしていた。
インスペクション(コースの下見)をするかどうか聞かれたが、競技コースは ブラインドもジャンプ地点もなく、ポールも単調な振り幅だったのでやめた。

第4章 <待つ>
9:30には私の準備ができたというのに、男子1部の出走は2時過ぎとのこと。
これでは何の為に早起きしたのか分からない。仕方なく、何本か滑って感覚を 取り戻す事にした。
・・・・・・・しかし、いきなり内倒して大転倒した。ビンディングの解放強度をMAXの14にしてある為、板が外れないっっっ!!!!
顔面をしこたま打った。チューンナップ後、アウトエッジを落としてなかったので引っかかってしまったみたい。急いで10円玉で削ぎ落とした。
・・・・・・・しかし、伝家の宝刀はなかなか目覚めてくれない。ダイナスターの感触を取り戻す為に10本以上滑った。そうしてやっと昔の滑りを思い出した。

第5章 <スタート地点にて>
ようやく昼過ぎになり、出走時間が近づいてきたのでスタート地点に向かった。
スタート地点に着くと唖然とした。レーシングワンピース着用者が5〜6人も
いたからだ。しかしそれ以上に驚いたのは半分以上の板にプレートが入って
いたという事。
「こいつら、だいぶやる気や・・・・・」
そういえばフリー走行中にやたらうまい連中がいた事を思い出した。
デモっぽかったけど。ここは雪国福井。長野・北海道ほどではないがスキーのレベルは全体的に高い。しかし、大学時代競技スキーをやっていて、幾ばくかの自信を持っている私としても負けたくはない。闘争心に火がついた。

第6章 <出走>
競技は2本滑っての合計タイム。1本目はなんとしても完走しなくてはならない。
上着を脱いでゼッケンを付けた。こんなことならやはりワンピースを借りてくれば 良かったと後悔したが後の祭りだった。私は40人くらいのうち32番出走と 遅かったから、しばらくみんなの出走を見ていた。
・・・・・・・・うまい!!特にレーシングワンピを着てる連中はやはり結構うまかった。しかし、みんな言うほどポール慣れしていない。これなら結構 闘えそうだ。そして、みんなの滑りを見ていて分かった事があった。2、3旗門目と7旗門目が掘れまくっていて、みんなそこで減速しているという事。あそこだけは気を付けねばならない。
ちなみに福井の大会でも仲間が出走するときには「ガンバ!!」と声援を送っていた。
「ガンバ!!」は全国共通らしい。
出走の順番が回ってきた。2年前にこの郡大会に出たときには、私は2旗門目で 転倒してサヨナラだったので誰も私の滑りを知らない。(だから私は32番出走登録)
そのせいで、今回は誰も私に期待をしてなかったので気が楽だった。緊張もなかった。
「32番、出走15秒前です」
スタート地点でコールされ、私は身構えた。

第7章 <続・出走>

ピーッ(出走10秒前)
ピッ (5秒前)
ピッ (4秒前)
ピィッ (3秒前)
ピィッ (2秒前)
ピィッ (1秒前)
ピーン

勢いよく私は飛び出した。所詮期待のない身。のるかそるかで1本目から フルアタックをかけた。
コースは掘れまくっていたがラインを外すほどでもなかった。

案の定、イージーポールセットだった。こういう時は突っ込んだ方がいい。

後半3旗門は頑張ってクラウチングを組んだ。

ゴール

自分でも結構いい出来だと思った。タイム掲示は25秒41。問題は何位かだ。
タイムを書き込んだ紙は順位順にして外に掲示される。そこまで走った。
私の紙はするするっと上の方に持ってかれた。1本目、4位だった。

第8章 <2本目>
なかなかの順位に私は少し御満悦だった。何よりも金津町(私の住む町)の 大会関係者が驚いている様が非常に気持ちよかった。私がスキー1級というのは 知っていたみたいだったが、競技スキーをやっていたことは知らなかったらしい。
俄然、私の2本目に注目が集まった。
3位との差は0,2秒。射程範囲だ。(1,2位とは1秒以上離された)。
なんとか3位には入りたい。そんな折、金津町の大会関係者たちが話し掛けてきたので益々御満悦になった。こうなったら意地でも3位に入りたい。
気合十分でスタート台に向かった。

2回目の出走は、1回目の順位が5位の人が1番出走となる。つづいて4位、3位、2位、1位と滑って、あとは6位以降は1回目と同じ順番である。
つまり、私は2番出走となった。

気合十分でスタート台に立った。

ピーッ(出走10秒前)
ピッ (5秒前)
ピッ (4秒前)
ピィッ (3秒前)
ピィッ (2秒前)
ピィッ (1秒前)
ピーン

気迫のフルアタックだった。ただ、気合いが入りすぎて、思ったよりタイムは 伸びなかった。2本目は24秒99だった。
そして次に滑り降りてくる1本目3位の人のタイムを待った。


ガガガー


彼はゴール直前で大クラッシュをかました。私の手に3位が転がり込んだ。

その後の私が鼻高々だったのは言うまでもない・・・・・・。

<おしまい>


皆さんの貴重な時間を、こんなくだらない自己満足メールを読む事に費やさせてしまい、誠に申し訳ございません。